2008年10月10日

症状の代理

英文
symptom substitution The notion that if a symptom is removed without attending to the underlying pathology of an illness, another symptom will emerge to take its place.



症状の代理:ある症状が病気の基礎となる病理に気を配る事なしに除去された場合に、別の症状がその症状の代わりに現れるという見解。


「症状の代理」は"symptom substitution"で、意味は訳にあるとおり、ある症状が治まったときに、別の症状が現れることです。元々の症状の原因であった病理的な何かを除去していないために生じるという説明が精神分析や人間主義の研究者によってなされて来ました。

症状そのものの除去を目指す行動療法を批判する際の根拠として用いられてきた概念です。

この英文は、辞書的に言葉の定義を書いたもので、厳密には主語(S)と動詞(V)のある文章ではありません。"that"以下の全体が、"The notion"に修飾するいわば名詞のカタマリです。なので、訳は体言止で良いということになります。

で、ポイントは文構造の把握になります。"The notion that〜"と始まっているので、that節の中に主語(S)と述語動詞(V)を探そうという事になりますが、この際、接続詞や関係詞に続く主語と動詞はその対象から除外するというのが大事です。この場合、that節の主語と動詞は、カンマの後の、"another symptom"が主語で"will emerge to"が動詞ということになります。
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2008年02月09日

専門英語の勉強の仕方(その1)

今回は勉強をしていく上での方針について書いてみます。

自身の専門は心理学なので、心理学に限ってという事になるかもしれませんが、専門性の高い英文を読む練習をするときには、まず第一に、専門用語を訳しきれるかどうかです。専門用語を専門用語と認識できないと、何を書いてあるのか全くわからなくなります。


でも、最初から適切に訳しきれるかというと、ソレができたら誰も苦労はしません(笑)。そこでまず必要な事は、専門用語を訳しきることではなく、まずは専門用語っぽいところをかぎ分ける訓練だと思います。

専門用語を訳せていないときには、多少なりとも訳が不自然になります。その時に、「これは専門用語っぽいな」と思えるようにまずは努力しましょう。

例えば"reality testing"は「現実検討」あるいは「現実吟味」なんて訳しますが、直訳して「現実の検証」「現実の検査」なんて訳してしまうと意味がわからなくなります。ちなみに、「現実検討」とは、外的現実と内的現実(心の中)を識別する事や、外的現実に即して内的現実を修正する事です。

「これは何だかおかしいな。ひょっとして専門用語かしら?」と思えたら、その単語を専門の辞典で調べてみたり、予備校などを利用している人は授業のときに確認してみたりすれば良いと思います。最初から出来るものではありません。何度も失敗しながら、進歩していけばよいのだと思います。

そういうのを一つ一つリストにしてとっておいて、ある程度たまったら一気に覚えていくと良いでしょう。

さらに専門用語とまでは言えなくても訳し間違えると致命的に訳を間違えることになる単語があります。

例えば"mean"なんてその代表例です。"mean"は普通「意味する」という動詞ですが、「卑劣な」という意味の形容詞でもあったり、文脈によっては「(算術)平均」だったりします。さらに、"means"で「手段」であったり、間違えてしまうと大変なことになる単語の良い例です。

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2008年01月30日

9.統合失調(症)型人格障害

英文
Schizotypal personality disorder: The individual has serious problems with other people and shows eccentric or bizarre behavior. He or she is susceptible to illusions and may engage in magical thinking, believing that he or she has contact with the supernatural. This disorder may be a mild form of schizophrenia.


統合失調(症)型人格障害:その人は他者との間に深刻な問題を持ち、奇妙あるいは風変わりな行動を示す。その人は錯覚しやすく魔術的思考をしているかもしれず、その人が超自然的なものと接触していることを信じている。この障害は統合失調症の軽度の型であるかもしれない。



○ポイント1:Schizotypal personality disorder(統合失調(症)型人格障害)

前回の妄想性人格障害シゾイド人格障害と同じくDSM-W-TRでの記述は以下の通り。



301.22分裂病型人格障害
Schizotypal Personality Disorder

A.親密な関係では急に気楽でいられなくなること、そうした関係を形成する能力が足りないこと、および認知的または知覚的歪曲と行動の奇妙さのあることの目立った、社会的および対人関係的な欠陥の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)関係念慮(関係妄想は含まない)
(2)行動に影響し、下位文化的規範に合わない奇異な信念、または魔術的思考(例:迷信深いこと、千里眼、テレパシー、または“第六感"を信じること;小児および青年では、奇異な空想または思い込み)
(3)普通でない知覚体験、身体的錯覚も含む。
(4)奇異な考え方と話し方(例:あいまい、まわりくどい、抽象的、細部にこだわりすぎ、紋切り型)
(5)疑い深さ、または妄想様観念
(6)不適切な、または限定された感情
(7)奇異な、奇妙な、または特異な行動または外見
(8)第一度親族以外には、親しい友人または信頼できる人がいない。
(9)過剰な社会不安があり、それは慣れによって軽減せず、また自己卑下的な判断よりも妄想的恐怖を伴う傾向がある。
B.精神分裂病、「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」、他の精神病性障害、または広汎性発達障害の経過中にのみ起こるものではない。
注:精神分裂病の発症前に基準が満たされている場合には、“病前"と付け加える。例:“分裂病型人格障害(病前)"


この診断名も、シゾイド人格障害と同様に、精神分裂病を統合失調症と言い換えるまでは、分裂病型人格障害といわれていました。

現在は、統合失調型人格障害、あるいは統合失調症型人格障害と言われています。

認知が主観的になること(奇妙な思い込み)と、行動の奇妙さのために対人関係に問題のある人のことです。

妄想性人格障害シゾイド人格障害、及びこの統合失調型人格障害の三者を総称してA群人格障害といいます。

A群人格障害は、「外見的に奇妙で風変わり」である事が共通の特徴である人格障害です。

妄想性人格障害は不信や疑い深さ、シゾイド人格障害は他者に対する無関心さ、そして、この統合失調症型人格障害は主観的な認知のために「外見的に奇妙で風変わり」であるといえます。


○ポイント2:have problems with
"have problems with 〜"で「〜と問題を持つ」

この手の表現は前にも出てきました。シゾイド人格障害のところでは、

"have difficulty (do)ing"

という表現が使われていましたが、同じような意味です。

また、

"have trouble in 〜"

"have trouble (do)ing"

というのもあります。皆似たような表現です。


○ポイント3:be susceptible to 名詞
"be susceptible to 名詞"で、「〜に感じやすい」「動かされやすい」「影響されやすい」という意味ですが、単に「〜しやすい」でもOKだったりします。


○ポイント4:illusion
"illusion"で「錯覚」「妄想」などがありますが、この手の文章の場合、「妄想」は"delusion"を使いますので、第一には「錯覚」という言葉を思い浮かぶようにしましょう。

「妄想」とは、「精神科ポケット辞典」によれば、



「病的原因から生じ、客観的には誤った思考内容を主に自己に関係して持ち、訂正不能の強固な確信」のことです。

一方、「錯覚」とは、「実際の対象を歪んだ形で知覚すること」で、感覚により、「錯視」「錯聴」などがあります。錯視図形の例に見られるように、誰にでも見られるものと考えておいていいと思います。

「妄想」は実際の対象とは関わらないものが入る可能性があり、正常な人が見るものだとは思えないようなものだと考えておくといいでしょう。


○ポイント5:engage in
"engage in"は「〜に従事する」という様に辞典には載ってますが、日本語に直したときに不自然になるときがよくあります。そんなときは単に「〜している」といってみると妙にうまいこと納まることが多いです。何だかおかしいなあと思ったらそうしてみてください。


○ポイント6:magical thinking
"magical thinking"で「魔術的思考」

「思考」は"thinking"も"thought"もありますが、前者は「考えるという営み」を指し、後者は「考えられたもの」を指すという何となくな違いはありますが、訳す場合には両者とも「思考」です。


○ポイント7:the supernatural
"supernatural"は「超自然の」という形容詞ですが、それに定冠詞"the"をつけて名詞化し、「超自然的なもの」あるいは「超自然現象」と訳します。

冠詞は、意味よりも何よりも、まずは単に「後に名詞があることを示す記号」であるという事は【語法・基本】冠詞(その1)で書きましたが、さらに、その名詞が「モノ(あるいはヒト)」であることを強調するものでもあります。

不定冠詞であれば「いわゆる一つのモノ」であり、定冠詞であれば「お互い知っているモノ」である事を示します。

この場合では、診断基準の中にあるように、迷信、千里眼、テレパシー、第六感の事を指しますが、こういうモノを皆さん知ってますよね!ということを前提としています。

これが不定冠詞"a"であれば、「何でもいいけど一つ『超自然現象』なるものがあったとしましょう!それが・・・」という感じです。


○ポイント8:mild
5-2.人格障害(その5)
http://sinrieigo.seesaa.net/article/79923196.html
のポイント8参照

今回のまとめ

○Schizotypal personality disorder(統合失調(症)型人格障害・かつては分裂病型人格障害)
認知が主観的になること(奇妙な思い込み)と、行動の奇妙さのために対人関係に問題のある人のこと

○妄想性人格障害・シゾイド人格障害・統合失調型人格障害
→A群人格障害といいます。
「外見的に奇妙で風変わり」である事が共通の特徴。
・妄想性人格障害→不信や疑い深さ
・シゾイド人格障害→他者に対する無関心さ
・統合失調症型人格障害→主観的な認知

○"have problems with 〜":「〜と問題を持つ」
"have difficulty (do)ing"
"have trouble in 〜"
"have trouble (do)ing"

○"be susceptible to 名詞":「〜に感じやすい」「動かされやすい」「影響されやすい」
→「〜しやすい」でもOK

○"illusion":「錯覚」
 "delusion":「妄想」
「妄想」:「病的原因から生じ、客観的には誤った思考内容を主に自己に関係して持ち、訂正不能の強固な確信」のことです。
「錯覚」:「実際の対象を歪んだ形で知覚すること」で、感覚により、「錯視」「錯聴」など。

○"engage in":「〜に従事する」
→「〜している」

○"magical thinking":「魔術的思考」
「思考」:"thinking"も"thought"もあり。

○"supernatural":「超自然の」

○冠詞
→単に「後に名詞があることを示す記号」で、その名詞が「モノ(あるいはヒト)」であることを強調する。
不定冠詞:「いわゆる一つのモノ」
定冠詞:「お互い知っているモノ」


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2008年01月27日

8.シゾイド人格障害

英文
Schizoid personality disorder: The individual has difficulty forming relationships with other people. He or she tends to be indifferent to what others think about, say about, or feel toward him or her.


シゾイド人格障害:その人は他者との関係性を形成することが困難である。その人は他者がその人について何を考え、何をいいどのように感じているかに無関心である傾向がある。



○ポイント1:Schizoid personality disorder(シゾイド人格障害)

前回の妄想性人格障害と同じくDSM-W-TRでの記述は以下の通り。



301.20シゾイド人格障害
Schizoid Personality Disorder

A.社会的関係からの遊離、対人関係状況での感情表現の範囲の限定などの広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち4つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)家族の一員であることを含めて、親密な関係をもちたいと思わない、またはそれを楽しく感じない。
(2)ほとんどいつも孤立した行動を選択する。
(3)他人と性体験をもつことに対する興味が、もしあったとしても、少ししかない。
(4)喜びを感じられるような活動が、もしあったとしても、少ししかない。
(5)第一度親族以外には、親しい友人または信頼できる友人がいない。
(6)他人の賞賛や批判に対して無関心に見える。
(7)情緒的な冷たさ、よそよそしさ、または平板な感情
B.精神分裂病、「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」、他の精神病性障害、または広汎性発達障害の経過中にのみ起こるものではなく、一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものでもない。
注:精神分裂病の発症前に基準が満たされている場合には、“病前"
と付け加える。例:“分裂病質人格障害(病前)"

精神分裂病を統合失調症と言い換える前までは「分裂病質人格障害」と呼ばれていました。

「他者と関わる事」に対する無関心のために対人関係に問題が生じる人のことです。

「第一度親族」とは、実の親子、あるいは兄弟姉妹の関係にある人のことです。

ちなみに、心理学では、兄弟姉妹のことを総称して「きょうだい」とひらがなで書いて済ませることがあります。


○ポイント2:have difficulty (do)ing

"have difficulty (do)ing"で、「〜するのが困難である」とか「なかなか〜できない」と訳します。


○ポイント3:relationship

"relationship"は、「関係性」ですが、この単語が出たときに、「人間関係」や「対人関係」、あるいは「重要な他者との関係」という意味を含める事があります。

この文では"with others"がついていますので訳の上では問題ないですが、ついてなくてもそう読むことができるようにしておくと良いと思います。


○ポイント4:He or she

目的格で"him or her"というカタチが、例えば7.妄想性人格障害のところでも出てきたかと思うのですが、この表現は、以前は人間一般を"he"で置き換えていたのを、女性も含めていう様にしたモノです。

言いかえれば"the person"です。訳としては「彼または彼女」でも良いと思うのですが、「その人」といったほうがすんなりと読めます。


○ポイント5:tends to

"tend to (do)"で「〜する傾向がある」とか「〜しやすい」と訳します。

"tend to 名詞"で「〜の方向に向かう」です。


○ポイント6:be indifferent to

"be indifferent to 名詞"で、「〜に無関心である」

ここでは、診断基準の中の表現からもこれが適当です。


○ポイント7:what others think about, say about, or feel toward him or her

"what+S+V"の訳し方ですが、"what"を疑問詞として扱うか関係代名詞として扱うかで訳し方は二通りです。

疑問詞:何をSがVするか
関係代名詞:SがVするもの


どちらがいいかは文脈から判断しますが、どちらでもいいと思います。

また、このwhat節には動詞が3つ含まれています。

姉妹ブログの【語法・各論】andとor(その1)で紹介したとおり、3つ目の前だけに"or"がついています。

そしてもう一つ重要な点はこの文は、

S+V1+,+V2+,or+V3+O


となっているわけですが、最後の目的語Oは三つの動詞の共通の目的語です。"V1+,+V2+,or+V3"を一つのカタマリとして捉えられるようにしましょう。

今回のまとめ

○Schizoid Personality Disorder(シゾイド人格障害)
「他者と関わる事」に対する無関心のために対人関係に問題が生じる人のことです。

○「第一度親族」:実の親子、あるいは兄弟姉妹の関係にある人

○"have difficulty (do)ing":「〜するのが困難である」「なかなか〜できない」

○"relationship":「関係性」→「人間関係」「対人関係」「重要な他者との関係」

○"He or she"="the person":「その人」

○"tend to"
"tend to (do)":「〜する傾向がある」「〜しやすい」
"tend to 名詞":「〜の方向に向かう」

○"be indifferent to 名詞":「〜に無関心である」

○"what+S+V"の訳し方
疑問詞:何をSがVするか
関係代名詞:SがVするもの


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2008年01月26日

7.妄想性人格障害

英文
Paranoid personality disorder: The individual is suspicious of others, expects to be poorly treated, and blames others for things that happen to him or her.


妄想性人格障害:その人は他者を疑い、酷い扱いを受ける事を予期し、その人に起こったことを他者のせいにする。



○ポイント1:Paranoid personality disorder(妄想性人格障害)

DSM-W-TRでは次のように記述されています。



301.0妄想性人格障害
Paranoid Personality Disorder

A.他人の動機を悪意のあるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち4つ(またはそれ以上)によって示される。
(1)十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を加える、またはだますという疑いをもつ。
(2)友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
(3)情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
(4)悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。
(5)恨みをいだき続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
(6)自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する、または逆襲する。
(7)配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理に合わない疑念をもつ。
B.統合失調症、「気分障害、精神病性の特徴を伴うもの」、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものでもない。
注:統合失調症の発症前に基準が満たされている場合には、“病前"と付け加える。例:"妄想性人格障害(病前)"

最初にある番号301.0はこの診断名に割り当てられた番号です。

要点を言うと、「不信と疑い深さ」のために、人間関係に支障をきたす人のことです。人格障害は、どの診断名でも、何らかの形で人間関係に支障をきたします。

「どうして」人間関係に支障をきたすのかで、診断名が変わると思っていてもいいと思います。

和訳の際には、この診断基準の中にある言葉から、訳語を選ぶと専門っぽい表現になると思います。


○ポイント2:individual

individualの訳
「個々の」「それぞれの」「個人的な」「個人」「個体」など、いろいろあるのですが、日本語に置き換えた時の自然さから考えて、単に「人」にしておきます。"the"がついているので、「その人」とします。


○ポイント3:expect

expectの訳は基本的には「期待」ですが、ポジティブな意味だけなら、コレだけでいいのですが、ネガティブなモノも「期待」されるときがあるので、その時には「予期」としていきます。


○ポイント4:poorly treated

"treat"の訳は

「治療する」「(実験などで)処遇を加える」

とするのが基本ですがココではNGですね。

"poorly treated"で、「不当に扱われる」「粗末に扱われる」という熟語です。

出てくる単語全てが専門用語ではないというのが何とも大変なところです。

後日改めて書きますが、専門の英文をカッチリ訳せるようになるためには、英語能力だけではなく、専門知識も必要だったりします。


○ポイント5:blame A for B
「BをAのせいにする」「BについてAを非難する」という意味です。

ココで大事なのは、"blame"を見つけたら後ろに"for"を探すという事です。

○ポイント6:文構造

この英文は

S+V1(is suspicious)〜+,+V2(expects)〜+,and+V3(blames)〜

という様に、述語動詞が3つ列挙されているカタチです。

姉妹ブログの【語法・各論】andとor(その1)にも書きましたが、"and"や"or"は構文把握の際には重要です。三つ以上のモノを列挙するときは、最後のモノの手前のみに"and"や"or"がつきます。"and"や"or"の後を見てから前のカタチを考えていってください。

今回のまとめ

○Paranoid personality disorder(妄想性人格障害)
「不信と疑い深さ」のために、人間関係に支障をきたす人
 〜人格障害は、「どうして」人間関係に支障をきたすのかに注目

○individual:「個々の」「それぞれの」「個人的な」「個人」「個体」「人」

○expect:「期待」〜ポジティブな意味だけ、「予期」〜ネガティブなモノもあるとき

○treat:「治療する」「処遇を加える」

○poorly treated:「不当に扱われる」「粗末に扱われる」
〜出てくる単語全てが専門用語ではない

○blame A for B:「BをAのせいにする」「BについてAを非難する」

○3つ以上のモノを列挙するときは
 A, B(,) and C
 A, B(,) or C

○andとorの前後には「同じモノ」が来る
 〜「同じモノ」とは、「同じ品詞」であったり、「同じカタチ」であったりします。単語だけではなく、句や節の可能性もある
 〜andとorの後をチェックして、前に同じ「カタチ」を探す


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2008年01月24日

6.人格障害(その6)

英文
Although it is possible to detect some features of personality disorders during infancy, childhood, or adolescence, these disorders generally are not diagnosed until early adulthood.



乳幼児期、児童期、もしくは青年期の間に人格障害のいくつかの特徴を見つけることは可能であるが、これらの障害は一般に早期成人期まで診断されない。



○ポイント1:infancy, childhood, adolescence, adulthood

人間の発達期を表す言葉は特有の訳が出来るようにしましょう。そして、和訳をする上で重要な事は、

○「時期」なのか「その時期にいる人」なのかを間違えない

という事です。

○時期
neonatal period:新生児期
infancy:乳(幼)児期
early childhood:幼児期
childhood:児童期・学童期
puberty:思春期
adolescence:青年期
adulthood:成人期
senescence:老年期

○その時期にいる人
neonate, newborn infant:新生児
infant:乳(幼)児
toddler:幼児
child:児童
adolescent:青年
adult:成人
elderly peopleなど:老人

些細な違いに見えるかもしれませんが、「時期」なのか「その時期にいる人」なのかで、概念的に全く違うものを指す事になりますので注意してください。

難しい文章を読んでいるときに時に解釈が可能になるかならないかを分ける重要なポイントになる可能性もあります。

また、それぞれの時期がどういう時期なのかも極々簡単にですが見てみましょう。

新生児期:生後直後で、母体外での生理的な環境適応の時期
乳児期:生後1年半くらい。
幼児期:歩いたり、話したりできるようになる時期
乳幼児期:乳児期と幼児期
児童期:第一次反抗期から思春期(第二次性徴)までの時期
思春期:第二次性徴の時期
青年期:第二次性徴から成人になるまでの時期
成人期:いわゆる大人
老年期:機能の減退が生じる時期


おおくくりにヒトの発達を見るときは、乳幼児期、児童期、青年期、成人期と区分けします。


○ポイント2:it 〜 to構文
"it"が主語になる場合は、【語法・各論】文頭のitにまとめてあります。この場合は、"to detect〜"以下が"it"に置き換わる形式主語です。

○itが主語の時の可能性
1)代名詞→前の文の主語が第一感
2)仮主語→後に(for 〜)to (do)、あるいはthat+S+Vを探す
 (do)ingの時もアリ
3)"it is not that S V"→「that〜という事ではなく、」
4)"it is 〜 that 〜"の強調構文
5)非人称用法〜天候・時間・距離・明暗・事態など
〜文の後に"to (do)""that+S+V"を探す事からはじめる



○ポイント3:人格障害は子供に用いる診断名ではない

DSMは「操作的に」診断を下す事を目的とした診断基準ですが、診断名によっては年齢や持続期間が設定されているものがあります。

よくニュースなどで取り上げられるPTSDなどは症状の持続期間が外傷経験から1ヵ月以降と定められているなんていうのがいい例です。

人格障害も基本的には「成人」限定の診断名です。で、何歳から成人なのかというのは明確には書いてないですけど、基本的には18歳だと思っておいてください。

また、どこまでが子供でどこからが大人かというのは、依拠する法律によって異なります。児童福祉法なら18歳、少年法なら20歳です。

また、DSMの人格障害の全般的診断基準も合わせて紹介しておきます。



全般的診断基準を満たさないと、人格障害とは診断されません。以下の6項目あります。

A.その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った、内的体験及び行動の持続的様式。この様式は以下の領域の2つ(またはそれ以上)の領域に現れる。
(1)認知(すなわち、自己、他者、および出来事を知覚し解釈する仕方)
(2)感情性(すなわち、情動反応の範囲、強さ、不安定性、および適切さ)
(3)対人関係機能
(4)衝動の制御

B.その持続的様式は柔軟性がなく、個人的および社会的状況の幅広い範囲に広がっている。

C.その持続的様式が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

D.その様式は安定し、長期間続いており、その始まりは少なくとも青年期または成人期早期までさかのぼることができる。

E.その持続的様式は、他の精神疾患の表れ、またはその結果ではうまく説明されない。

F.その持続的様式は、物質(例:薬物乱用、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷)の直接的な生理学的作用によるものではない。


要点は、

A.認知・感情・対人関係・衝動制御(自殺企図など)の側面の偏り
B.柔軟性がなく様々な状況でみられる
C.苦痛や機能障害を引き起こす
D.A〜Cの状態が安定し長期間持続している
E.他の精神疾患の結果ではない(病前状態ではありうる)
F.薬物や外傷など身体的生理的な要因ではない

ということです。

コレを満たす人が、さらに10種類(特定不能を入れれば11種類)のどのタイプかを判定されるということになります。

人格障害についての手に入りやすい本は例えば以下の通りです。












今回のまとめ

○人間の発達期を表す言葉
 〜「時期」なのか「その時期にいる人」なのかを間違えない

○時期
neonatal period:新生児期
infancy:乳(幼)児期
early childhood:幼児期
childhood:児童期・学童期
puberty:思春期
adolescence:青年期
adulthood:成人期
senescence:老年期

○その時期にいる人
neonate, newborn infant:新生児
infant:乳(幼)児
toddler:幼児
child:児童
adolescent:青年
adult:成人
elderly peopleなど:老人

新生児期:生後直後で、母体外での生理的な環境適応の時期
乳児期:生後1年半くらい。
幼児期:歩いたり、話したりできるようになる時期
乳幼児期:乳児期と幼児期
児童期:第一次反抗期から思春期(第二次性徴)までの時期
思春期:第二次性徴の時期
青年期:第二次性徴から成人になるまでの時期
成人期:いわゆる大人
老年期:機能の減退が生じる時期

一般的には乳幼児期、児童期、青年期、成人期と区分け

○itが主語の時の可能性
1)代名詞→前の文の主語が第一感
2)仮主語→後に(for 〜)to (do)、あるいはthat+S+Vを探す
3)"it is not that S V"→「that〜という事ではなく、」
4)"it is 〜 that 〜"の強調構文
5)非人称用法〜天候・時間・距離・明暗・事態など
〜文の後に"to (do)""that+S+V"を探す事からはじめる

○人格障害は基本的には「成人」限定の診断名
 子供には人格障害の診断は基本的には下らない
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2008年01月21日

5-2.人格障害(その5)

前回(5-1.人格障害(その5))の続き

英文
Personality disorders involve a pattern of consistent, long-term, extreme personality characteristics that cause the person great unhappiness or that seriously impair the person’s ability to adjust to the demands of everyday living or to function well in her or his environment.



人格障害は、その人に大きな不幸をもたらすか、日常生活の要求に適応する、もしくはその環境の中で十分に機能するその人の能力を深刻に損なう一貫した、長期間にわたる、極端な人格特徴の一様式である



○ポイント7:andとor

"and"にしろ、"or"にしろ、当たり前のように使われる言葉ですが、英文解釈・英語の構文把握の際には、最重要語であるといえます。

等位接続詞なんて呼ばれますが、この"and"や"or"が何と何を結んでいるのかを見誤ると構文はわからなくなります。

この場合、大事なのは

○"and"と"or"の前後のカタチが同じ


という事です。

カタチは「語順」「品詞」「意味」などを含めて考えてください。そして、何と何を結んでいるかの確認のためには、まずは「"and"と"or"の後」をみてください。ソコのカタチをまずチェックして、前に類似したカタチがないかを確認します。

この英文の場合、
"or that seriously impair"の部分は"or"の後の"that"と"impair"に注目して、"that+動詞"のツナガリを意識し、前の"that cause"と並列されていると考えます。

また、"or to function well"は、"or"の後に"to function"という不定詞があることを意識し、前の"to adjust"と並列されていると考えます。


○ポイント8:serious
病気などの重傷度を示す言葉は例えば以下のようなものがあります。

serious,severe:重度
moderate:中度
mild,slight,light:軽度



○ポイント9:ability
能力を示す言葉も複数あります。

ability:実際に物事をなしうる能力→able
capacity:潜在的な能力・収容可能な能力→capable
potentiality:潜在能力・発達可能な能力→potential


特に、"capacity"と"potentiality"のニュアンスの違いをおさえておいて下さい。前者は今出来るけど現れてはいない能力で、後者は今出来ないけど後に出来るであろう能力です。

各々の形容詞形でも同じニュアンスが入っていると考えておいた方がいいでしょう。

"ability to (do)"で「〜する能力」です。


○ポイント10:adjust
「適応する」です。"adjustment"で「適応」、maladjustmentで「不適応」です。

「適応」を示すものは他にもあります。

adjustment:一般的な環境適応
adaptation,accommodation:新しい環境への適応


このあたりがよく使われます。


今回のまとめ
○"involve"の訳:「含む」「関わる」「巻き込む」など
 →時に「〜である」とすると上手くいくときがあり

○"a pattern of 〜":「〜の様式」「〜の形式」

○"of(前置詞)"の後には名詞っぽい名詞を探す。

○行動傾向
"personality"→「パーソナリティ」「人格」
"character"→「性格」
"temperament"→「気質」

○名詞+that+動詞:"that"が関係代名詞で、"that"以下の内容が前の名詞を修飾、「動詞する名詞」

○因果関係を表す動詞
原因+cause+結果
原因+result in+結果
結果+result from+原因
attribute+結果+to+原因

○SVOC(第五文型)の考え方
SVOCのOとCに、
1)主語と述語動詞の関係
2)O=Cの関係
がある

○"and"と"or"の前後のカタチが同じ

○重傷度
serious,severe:重度
moderate:中度
mild,slight,light:軽度

○能力
ability:実際に物事をなしうる能力→able
capacity:潜在的な能力・収容可能な能力→capable
potentiality:潜在能力・発達可能な能力→potential

○"ability to (do)":「〜する能力」

○適応
adjustment:一般的な環境適応
adaptation,accommodation:新しい環境への適応


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2008年01月20日

5-1.人格障害(その5)

英文
Personality disorders involve a pattern of consistent, long-term, extreme personality characteristics that cause the person great unhappiness or that seriously impair the person’s ability to adjust to the demands of everyday living or to function well in her or his environment.



人格障害は、その人に大きな不幸をもたらすか、日常生活の要求に適応する、もしくはその環境の中で十分に機能するその人の能力を深刻に損なう一貫した、長期間にわたる、極端な人格特徴の一様式である


○ポイント1:involve
"involve"の訳は「含む」「関わる」「巻き込む」などで、本質的な意味は、「〜を(必然的に内容として)含む、内容・実質は〜ということ」という感じです。

時にこの単語は辞書にある言葉だけでは日本語としてどうにもおかしくなってしまうときがあります。そのようなときには単に「〜である」とすると上手くいくときがあります。

完全な逐語訳ではないですが、意味は自然に通ります。

似た単語に"include"がありますが、こちらは集合の包含関係みたいなモノをイメージする「含む」です。


○ポイント2:pattern of+名詞
"a pattern of 〜"で「〜の様式」「〜の形式」です。

ここで大事なのは"of"の後には名詞が来るという事です。当然過ぎるくらいに当然なのですがコレは非常に重要。"consistent"は誰がどう見ても名詞ではなく形容詞です。

コレを名詞のように使うのであれば、普通に名詞形である"consistence"にするか、冠詞をつけるか複数形の"s"をつけて「一貫したモノ」であることを明示しますが、ここではこれは形容詞です。

その後の"long-term"は名詞になりえますが、コレを"of"の取りうる名詞だと考えると、その後の"extreme personality characteristics〜"が"long-term"と同格という事になり、意味がまるで通じません。

さらに後を見ますと、"characteristics"を見つけることができます。これは誰がどう見ても名詞です。よってこれが"of"のとる名詞です。

"personality"も名詞ですが、ココでは形容詞的に"characteristics"にかかり「人格特徴」となります。

この場合、"personality"が複数形になっていないのに注目してください。単数形+複数形のカタチは前者が後者にかかっていくカタチです。


○ポイント3:"personality"と"character"
以下の単語を訳し分けるようにしてください。

"personality"→「パーソナリティ」「人格」
"character"→「性格」
"temperament"→「気質」


どれも「行動の傾向」をさす言葉ですが、"character"は経験によって獲得された(学習による)行動傾向で「性格」と訳します。

"temperament"は生理的遺伝的に決定されている行動傾向で、「気質」と訳します。例えば会話のテンポなど。

"personality"が一番包括的に人間の行動傾向について言う言葉で、「人格」と訳しますが、「人格者」のように価値判断が加わってしまう事を避け、カタカナで「パーソナリティ」と訳している人もいます。


○ポイント4:名詞+that+動詞
この語順は"that"が関係代名詞で、"that"以下の内容が前の名詞を修飾します。このカタチはよく出てきます。このときの関係詞は省略されません。

「動詞する名詞」のように訳します。


○ポイント5:cause
因果関係を表す動詞は、原因と結果の関係性を誤らなければ、どんな日本語をあててもOKだと思っておいていいです。例えば、

原因+cause+結果
原因+result in+結果
結果+result from+原因
attribute+結果+to+原因

特に"attribute A to B"は「AをBに帰属させる」なんてやると心理学っぽいです。


○ポイント6:SVOC(第五文型)の考え方
"cause"は典型的な第五文型で用いられる動詞です。

第五文型の文を訳すときに覚えておいて損はないモノの見方に以下のモノがあります。

SVOCのOとCに、
1)主語と述語動詞の関係
2)O=Cの関係

があるということです。

特に2の場合はOとCの間に"to be"が省略されているなんて考えても良いと思います。

(この項続く)続きはこちら

今回のまとめ
○"involve"の訳:「含む」「関わる」「巻き込む」など
 →時に「〜である」とすると上手くいくときがあり

○"a pattern of 〜":「〜の様式」「〜の形式」

○"of(前置詞)"の後には名詞っぽい名詞を探す。

○単数形+複数形のカタチは前者が後者にかかっていくカタチ

○行動傾向
"personality"→「パーソナリティ」「人格」
"character"→「性格」
"temperament"→「気質」

○名詞+that+動詞:"that"が関係代名詞で、"that"以下の内容が前の名詞を修飾、「動詞する名詞」

○因果関係を表す動詞
原因+cause+結果
原因+result in+結果
結果+result from+原因
attribute+結果+to+原因

○SVOC(第五文型)の考え方
SVOCのOとCに、
1)主語と述語動詞の関係
2)O=Cの関係
がある
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2008年01月13日

4.人格障害(その4)

英文
Difficult as it may be to categorize various types of schizophrenia, it is even more difficult to differentiate the many personality disorders in DSM-W.



様々な型の統合失調症を分類することは難しいかもしれないが、DSM-Wにおける多くの人格障害を区別する事は、さらにより難しいのである。


○ポイント1:形容詞+as+S+V

これは譲歩構文の代表的なカタチで、Though+S+Vと同じです。

「"it(それ)"は"difficult(難しい)"であるかもしれないが、」となります。


○ポイント2:it〜to構文

"it"が主語のときは、次の可能性を考えましょう。

○itが主語の時の可能性
1)代名詞→前の文の主語が第一感
2)仮主語→後に(for 〜)to (do)、あるいはthat+S+Vを探す
3)"it is not that S V"→「that〜という事ではなく、」
4)"it is 〜 that 〜"の強調構文


以上の可能性の見分け方については、まず第一に、文の後に"to (do)""that+S+V"を探す事からはじめるといいでしょう。上記2〜4の可能性を調べてダメであれば、1であると考えると穴がなくなると思います。

この場合は、 前半部分では"to categorize various types of schizophrenia"が、後半部分では"to differentiate the many personality disorders in DSM-W"があてはまり、itを仮主語にすると上手くいくことがわかると思います。


○ポイント3:type
"types of〜"と"kinds of〜"は同じと考えてOKです。このばあいでは「〜の様々な(various)型(種類)」あるいは「様々な型(種類)の〜」のどちらでも良いです。

【語法・各論】前置詞"of"を参照してみてください。


○ポイント4:schizophrenia
"schizophrenia"は「統合失調症」です。少し前までは「精神分裂病」と呼ばれていました。

ウィキペディアに次のように書いてあります。

本来、精神分裂病の「精神(phrenie)」は心理学的意味合いで用いられた単語であり、「知性」や「理性」を現す、一般的な意味での精神とは意味が異なる。ところが、「精神分裂病」という名称が日本では「精神が分裂する病気」→「理性が崩壊する病気」と誤って解釈されてしまうケースが見られた。患者・家族団体等から病名に対する偏見が著しく強いという苦情が多かった。そこで、2002年に日本精神神経学会総会によって英語のschizophreniaに対する訳語を「統合失調症」にするという変更がなされた。


特に精神障害の呼び方は、差別や偏見を避けるために変わる事がありますが、あくまで日本語での呼び方の変化です。

"schizophrenia"は、クレペリンが、それまで緊張病・破瓜病・妄想病をまとめてDementia Praecox(「早発性痴呆」)と名づけたものを、ブロイラーがさらに名称を変えたものです。

多様な症状があり、様々な観点から分類されていますが、基本的には、「人格の解体」へと進む精神障害です。いわゆる神経症やうつ病と大きく違うところがここだったりするのでおさえておくといいでしょう。


○ポイント4:even

○evenの訳し方
1)強調:「〜さえ」「さらに〜」
2)等しい・偶数

基本的に"even"は修飾する品詞を強調するものです。その強調の仕方を自分なりにチェックし準備しておくと良いと思います。なかなか訳しにくいときがありますので。

必ずではありませんが、以下のように考えると便利かもしれません。

"even+名詞"→「〜さえ」
"even+形容詞・副詞"→「さらに〜」


また、2)で挙げた意味で用いられている可能性も常に考えます。この1)と2)を訳し間違えると、致命的なミスにつながります。


今回のまとめ

○形容詞+as+S+Vは譲歩構文
 →Though+S+Vと同じです。

○itが主語の時の可能性
1)代名詞→前の文の主語が第一感
2)仮主語→後に(for 〜)to (do)、あるいはthat+S+Vを探す
3)"it is not that S V"→「that〜という事ではなく、」
4)"it is 〜 that 〜"の強調構文
 〜文の後に"to (do)""that+S+V"を探す事からはじめる

○"types of〜"と"kinds of〜"は同じ
 →「〜の様々な(various)型(種類)」あるいは「様々な型(種類)の〜」
【語法・各論】前置詞"of"
http://eigonoyomikata.seesaa.net/article/78242138.html

○"schizophrenia"は「統合失調症」
 「人格の解体」へと進む精神障害

○evenの訳し方
1)強調
 "even+名詞"→「〜さえ」
 "even+形容詞・副詞"→「さらに〜」
2)等しい・偶数

posted by ss at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 英文読解 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月10日

3.人格障害(その3)

英文
What is there about personality disorders that so sharply distinguishes them from other forms of abnormal behavior?



人格障害を他の形態の異常行動とそのようにはっきりと区別する人格障害についての何が存在するのか?


○ポイント1:What is there〜?

このカタチは英語が苦手な人にとってはなんとも訳しにくいカタチかもしれません。疑問文は訳しにくい時には、疑問文でないモトのカタチに直して考えるとよいです。

この場合、

What is there about personality disorders 〜




There is what about personality disorders 〜


と考えます。whatはとりあえず、「何」としておきます。

訳は、

「人格障害についての何がある」

となります。コレを疑問文にすると、

「人格障害についての何があるのか」

となります。こう決めたら、この訳の枠組みは崩さない事です。アレコレいじるのは間違いの元です。

○疑問文が訳しにくいときは、モトのカタチを考える



○ポイント2:名詞+that+動詞

"personality disorders that so sharply distinguishes them〜"ですが、"so"と"sharply"は副詞です。どこに修飾するかですが、前後を見てみると、前の"that"には修飾しません。となると必然的に後ろの"distinguishes"にかかる事になります。

更に必然的に副詞が修飾するという事は、"distinguishes"は動詞ということになります。

副詞を度外視したこの「名詞+that+動詞」という結びつきが大事です。

○名詞+that+動詞
 →thatは関係代名詞<that+動詞〜>が名詞を修飾


と考えます。


○ポイント3:them

"them"は、無論"they"の目的格ですが、何を表すかを考えるときに、第一感として、その前の同じ位置にある単語を考えます。代名詞が主語として使われているなら文章の前の位置にある主語、目的語として使われているなら目的語です。


○代名詞は、前の文の同じ位置の単語と考えてみる


ここでは、候補として、いろいろあるのですが、"about"の「目的語」である"personality disorder"です。これについてはまた、詳しく扱う事があると思います。


○ポイント4:so

"so"の訳は、「そう」です。それがダメなら「そのように」などにします。

○"so"→「そう」「そのように」



よってここまでの訳は、

「人格障害をそのようにはっきりと区別する人格障害について何があるのか」

です。


○ポイント5:distinguish A from B

○distinguish A from B
 →AをBから区別する


"distinguish"をみつけたら後に"from"を探してみてください。


"form"は「形態」、"abnormal behavior"は「異常行動」です。

よって訳は、

「人格障害を他の形態の異常行動とそのようにはっきりと区別する人格障害についての何が存在するのか?」

になります。

英語の読み方―パズルのように英文を読む―もよろしくお願いいたしますm(__)m


今回のまとめ

○疑問文が訳しにくいときは、モトのカタチを考える
 〜決めたら、訳の枠組みは崩さない事

○名詞+that+動詞
 →thatは関係代名詞<that+動詞〜>が名詞を修飾

○代名詞は、前の文の同じ位置の単語と考えてみる

○"so"→「そう」「そのように」

○distinguish A from B
 →AをBから区別する
posted by ss at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 英文読解 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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